2009年 01月 13日
本当は怖い、猫の結膜炎 |
この安らかな寝顔をいつまでも守りたいから…
正月過ぎに、ココアが結膜炎を発症して約一週間。
単なる結膜炎だと思って病院へ行ったら、抗生剤まで処方されたので調べてみたんだが、
この間に、結膜炎が「意外に怖い症状」である事が分かった…
はじめに、結膜炎だろうが、擦り傷だろうが、そいつが「化膿した(膿みが出
た)」場合、大なり小なり何らかの細菌(=毒)が体内で繁殖している(感染症
にかかっている)可能性が高く、この感染症が悪化すると「敗血症」という症状を起こす事がある。
ここで、感染症が悪化するかどうかは、単に個体の「体重と細菌の数、そして体
力/免疫力」によるところが大きいので、身体が小さい(=体重が軽い)猫の場
合、その危険率も高いという事になる。特に、猫エイズとか持ってる子の場合は赤信号となる。
ちなみに、敗血症を発症した場合の死亡率は人間の場合で25%にも及ぶという
から、体重が1/10以下の猫においては単純に10倍以上の致死率が待っている。
つまり致命的と言っていいだろう。
発症の経過:
1/4:眼の表面に「かさぶた」ようの異物が付着。動物病院で「結膜における浮腫
(一般的に言う結膜炎、この時点では原因/病名不明)」と診断され、ムコロイド
(点眼薬)、ミタトニン(抗生剤)、ポララミン(抗ヒスタミン剤)を処方され
るが、食欲不振が著しいため、点眼薬のみを投与していたところ、症状が悪化。
1/9:再診。感染症の悪化から、敗血症を引き起こす可能性を示唆される。
点眼薬をマリオットン(抗生剤)に変更。
1/11:健康(そう)だった右目にも左目と同様の症状が見ら始めたので、
急きょ、右目にも点眼を開始する。
1/12:鼻水が見られ「猫クラミジア」が疑われるが、調べたところ処方薬は
(猫クラミジアでも)同じであり、体調も悪くなさそうなので、この日は様子見。
1/13:獣医師と電話で相談。諸症状から病名は「猫クラミジア性・結膜炎およ
び鼻器官疾患」ということで仮に決着。とりあえずは現在の薬を飲み続け、
薬が無くなり次第、再診。
--
処方された薬:
※動物病院で処方される薬は常温保存のものが多いので注意。特に、マリオット
ン(点眼薬/抗生剤)に関しては「長期間低温に保管しないこと」との注意書き
が、メーカーのコンテンツに明記されている。
http://tsuruhara-seiyaku.co.jp/Product/products.cgi?item00=10022
・ムコロイド(点眼薬)
主成分:コンドロイチン硫酸ナトリウム
作用:角膜保護(保湿)、洗浄
参考サイト:http://www.cocokarada.jp/medicine/rx/1319709Q4060/index.html
・マリオットン(点眼薬/抗生剤)
・ミタトニン(錠剤/抗生剤)
主成分:ノルフロキサシン(※ニューキノロン系の合成抗菌薬)
作用:細菌による感染症の治療薬
参考サイト:http://www.cocokarada.jp/medicine/rx/6241005F2069/index.html
※ニューキノロンについて:
合成抗菌薬の系列の一つで、キノロン系をもとに人工的に合成・発展させた、い
わゆるジェネリック薬。病原菌に対して殺菌的に作用する。
参考サイト:http://ja.wikipedia.org/ニューキノロン
・ポララミン(抗ヒスタミン剤)
主成分:※クロルフェニラミンマレイン酸塩
作用:アレルギー性疾患の治療薬
※クロルフェニラミンマレイン酸塩について:抗ヒスタミン作用により、アレル
ギー現象を抑える作用がある。味は苦い。
参考サイト:http://ja.wikipedia.org/クロルフェニラミン
--
あとがき:
猫は身体が小さい(=体重が軽い)から、毒が回るのも早いってことなんだなあ
ってのが、今回の経験値だった。
もしかしたら、マサラも同じ症状で逝ったのかもしれない。眼の疾患なんだから、
目薬で好いだろう…ってのは、迂闊だったのか?獣医師の判断とは言え、
僕らにもう少し経験があれば助けてあげられたのかもしれないと思うと、
マサラに手を合わせずにいられない。
マサラ、君の命は無駄にしないって約束したよね。気付かせてくれて、ありがとう。
ココアお姉ちゃんは、マサラに助けてもらったね^^虹の橋の袂で待っていてくれている、
天のお父様と、マサラのお陰だね^^
最後に、この稿が一つでも多くの命を救えます様に…結びます。
正月過ぎに、ココアが結膜炎を発症して約一週間。
単なる結膜炎だと思って病院へ行ったら、抗生剤まで処方されたので調べてみたんだが、
この間に、結膜炎が「意外に怖い症状」である事が分かった…
はじめに、結膜炎だろうが、擦り傷だろうが、そいつが「化膿した(膿みが出
た)」場合、大なり小なり何らかの細菌(=毒)が体内で繁殖している(感染症
にかかっている)可能性が高く、この感染症が悪化すると「敗血症」という症状を起こす事がある。
ここで、感染症が悪化するかどうかは、単に個体の「体重と細菌の数、そして体
力/免疫力」によるところが大きいので、身体が小さい(=体重が軽い)猫の場
合、その危険率も高いという事になる。特に、猫エイズとか持ってる子の場合は赤信号となる。
ちなみに、敗血症を発症した場合の死亡率は人間の場合で25%にも及ぶという
から、体重が1/10以下の猫においては単純に10倍以上の致死率が待っている。
つまり致命的と言っていいだろう。
発症の経過:
1/4:眼の表面に「かさぶた」ようの異物が付着。動物病院で「結膜における浮腫
(一般的に言う結膜炎、この時点では原因/病名不明)」と診断され、ムコロイド
(点眼薬)、ミタトニン(抗生剤)、ポララミン(抗ヒスタミン剤)を処方され
るが、食欲不振が著しいため、点眼薬のみを投与していたところ、症状が悪化。
1/9:再診。感染症の悪化から、敗血症を引き起こす可能性を示唆される。
点眼薬をマリオットン(抗生剤)に変更。
1/11:健康(そう)だった右目にも左目と同様の症状が見ら始めたので、
急きょ、右目にも点眼を開始する。
1/12:鼻水が見られ「猫クラミジア」が疑われるが、調べたところ処方薬は
(猫クラミジアでも)同じであり、体調も悪くなさそうなので、この日は様子見。
1/13:獣医師と電話で相談。諸症状から病名は「猫クラミジア性・結膜炎およ
び鼻器官疾患」ということで仮に決着。とりあえずは現在の薬を飲み続け、
薬が無くなり次第、再診。
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処方された薬:
※動物病院で処方される薬は常温保存のものが多いので注意。特に、マリオット
ン(点眼薬/抗生剤)に関しては「長期間低温に保管しないこと」との注意書き
が、メーカーのコンテンツに明記されている。
http://tsuruhara-seiyaku.co.jp/Product/products.cgi?item00=10022
・ムコロイド(点眼薬)
主成分:コンドロイチン硫酸ナトリウム
作用:角膜保護(保湿)、洗浄
参考サイト:http://www.cocokarada.jp/medicine/rx/1319709Q4060/index.html
・マリオットン(点眼薬/抗生剤)
・ミタトニン(錠剤/抗生剤)
主成分:ノルフロキサシン(※ニューキノロン系の合成抗菌薬)
作用:細菌による感染症の治療薬
参考サイト:http://www.cocokarada.jp/medicine/rx/6241005F2069/index.html
※ニューキノロンについて:
合成抗菌薬の系列の一つで、キノロン系をもとに人工的に合成・発展させた、い
わゆるジェネリック薬。病原菌に対して殺菌的に作用する。
参考サイト:http://ja.wikipedia.org/ニューキノロン
・ポララミン(抗ヒスタミン剤)
主成分:※クロルフェニラミンマレイン酸塩
作用:アレルギー性疾患の治療薬
※クロルフェニラミンマレイン酸塩について:抗ヒスタミン作用により、アレル
ギー現象を抑える作用がある。味は苦い。
参考サイト:http://ja.wikipedia.org/クロルフェニラミン
--
あとがき:
猫は身体が小さい(=体重が軽い)から、毒が回るのも早いってことなんだなあ
ってのが、今回の経験値だった。
もしかしたら、マサラも同じ症状で逝ったのかもしれない。眼の疾患なんだから、
目薬で好いだろう…ってのは、迂闊だったのか?獣医師の判断とは言え、
僕らにもう少し経験があれば助けてあげられたのかもしれないと思うと、
マサラに手を合わせずにいられない。
マサラ、君の命は無駄にしないって約束したよね。気付かせてくれて、ありがとう。
ココアお姉ちゃんは、マサラに助けてもらったね^^虹の橋の袂で待っていてくれている、
天のお父様と、マサラのお陰だね^^
最後に、この稿が一つでも多くの命を救えます様に…結びます。
by mikeAlpha
| 2009-01-13 12:34
| 猫