2010年 01月 18日
米原にて |
大垣を出ると一駅ごとに雪が深くなって行く…寒いホームでは立ち食い蕎麦屋が大繁盛、まるで食糧配給に並ぶ列のようだ…僕の生まれた頃、まだお米は配給だった。苦労して手に入れたヤミ米は専ら身体を使う父の弁当になっていたようで、僕ら兄妹の晩飯は「うどん」 だった
イカの天ぷらが何よりの御馳走だった。戦後の匂いのする時代…裕福ではなかったけれど、家族が笑顔で仲良く暮らしていたあの頃にときどき戻りたくなる。
by mikeAlpha
| 2010-01-18 16:55
| エッセイ