2008年 02月 17日
struviteは、ストルバイトでもストラバイトでもない! |
struviteは、その定義者である地理学/地質学者・Heinrich Christian Gottfried
von Struve (1772-1851).の名前から採ったもののようで、日本語読みすれば
「ハインリッヒ・ゴットフリード・フォン・シトルーフェ」となるが、そもそも
は同氏が下水管の中に存在する同物質を定義した事に由来する。
当時、学術論文は「その国の言葉」が原則だったはずなので、当時はストルバイ
トと発音されていたはずであるが、論文の英語読みが主流の現代では「ストラバ
イト」を使う人も少なくないようである。
また、現在主流である「ストルバイト」と言う読みは、その処方食の大手である
WALTHAMが「ストルバイト」に統一しているため、ペット業界や獣医師に
「ストルバイト」を使う人も少なくないといった事情がありそうだ。
ちなみに発音記号は存在しないようだが、ネイティブの発音を聞くと「すつるば
いと」が一番近く、一部で発音にこだわる人が使っているが、これは英語の「母
音を持たない子音」を日本語で無理矢理発音しようとした場合に近いというだけ
の話で、正しいワケではない。
結論:「ストルバイト」は品がない発音に聞こえるし「ストラバイト」も少数
派、ましてや「すつるばいと」なんて明治時代の英語の教科書みたいな読み方は
断じてしたくないので、僕は今後「struvite」と英語表記する事にする。
ちなみに、pHもかつては「ペーハー」と読まれていたが、現在では「ピーエイ
チ」と英語読みされており、我が国でも1957年以来、JISでは英語読みを採用し
たものの、依然、独語読みが根強い。
参考までに、struviteというだけあって、ちゃんと天然鉱物も存在する。
見て驚くなよ(笑)
・Struvite ストルバイト/地学切手のページ
von Struve (1772-1851).の名前から採ったもののようで、日本語読みすれば
「ハインリッヒ・ゴットフリード・フォン・シトルーフェ」となるが、そもそも
は同氏が下水管の中に存在する同物質を定義した事に由来する。
当時、学術論文は「その国の言葉」が原則だったはずなので、当時はストルバイ
トと発音されていたはずであるが、論文の英語読みが主流の現代では「ストラバ
イト」を使う人も少なくないようである。
また、現在主流である「ストルバイト」と言う読みは、その処方食の大手である
WALTHAMが「ストルバイト」に統一しているため、ペット業界や獣医師に
「ストルバイト」を使う人も少なくないといった事情がありそうだ。
ちなみに発音記号は存在しないようだが、ネイティブの発音を聞くと「すつるば
いと」が一番近く、一部で発音にこだわる人が使っているが、これは英語の「母
音を持たない子音」を日本語で無理矢理発音しようとした場合に近いというだけ
の話で、正しいワケではない。
結論:「ストルバイト」は品がない発音に聞こえるし「ストラバイト」も少数
派、ましてや「すつるばいと」なんて明治時代の英語の教科書みたいな読み方は
断じてしたくないので、僕は今後「struvite」と英語表記する事にする。
ちなみに、pHもかつては「ペーハー」と読まれていたが、現在では「ピーエイ
チ」と英語読みされており、我が国でも1957年以来、JISでは英語読みを採用し
たものの、依然、独語読みが根強い。
参考までに、struviteというだけあって、ちゃんと天然鉱物も存在する。
見て驚くなよ(笑)
・Struvite ストルバイト/地学切手のページ
by mikeAlpha
| 2008-02-17 18:56
| 結石